せとまちコラムSetomachi Column

「がん」の治療 Part3

からだに優しいがん治療

2022.04.26  2022.10.28

最後に、正常細胞に影響を与えずがん細胞を直接攻撃して抗がん効果を発揮する高濃度ビタミンC点滴治療について説明します。

 

ビタミンCは一般的に抗酸化作用により、肌の酸化を防ぐことでシミやくすみの改善を行い、コラーゲン生成作用があります。一方、がん治療の場合は血中濃度をさらに上げ350mg/dl以上にすることで、がん細胞内では活性酸素を発生し抗がん効果を発揮します。

 

当院では、点滴中に水素吸入をして頂くことで副交感神経優位となり、リラックスした状態で点滴をして頂きます。さらに水素吸入には前回お伝えした抗酸化作用の他に、ミトコンドリア活性をすることでもがんに対する効果が期待できます。水素吸入は時間が長ければ長いほど効果が出やすいため、時間を要する高濃度ビタミンC点滴と併用するのに最適な治療であると考えます。高濃度ビタミンC点滴と水素吸入の併用は抗がん剤治療や放射線治療の副作用の軽減にも効果的です。

 

当院では防腐剤フリーのビタミンC点滴を採用しておりますが、がん患者様が長期に渡って使用しやすくするためコストパフォーマンスを重視したビタミンC点滴も取り扱っております。

 

その他、通院が困難な患者様でも内服によるがん治療もございますので、ご不明な点がございましたらお気軽にご相談下さい。

記事監修

米澤 公器

瀬戸のまち統合治療院
よねざわ生活習慣病・脳クリニック院長

             

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