せとまちコラムSetomachi Column

「秋」咳の食養生

保険診療各種治療鍼灸・整体

2024.10.09  2024.10.10

朝晩は涼しくなりすっかり秋らしくなってきました。東洋医学的には人間も自然の一部ですので、臓器と季節を結びつけると「秋」は「肺・大腸」と関係があると考えられています。つまり、「秋」は「肺」に負担がかかりやすくなる季節なのです。

 

「秋」は乾燥しやすく、朝晩と日中の寒暖差も大きくなりますが、「肺」を乾燥させたり冷やしたりしないように注意が必要です。「肺」が乾燥すると喘息などの症状が出やすくなります。特に冷える朝方に咳が出やすくなる方も多いのではないでしょうか。

また、「肺」が乾燥すると「大腸」の潤いもなくなり、便秘になることもあります。

さらには冬になって食べ物を消化しきれずに下痢をしやすくなることもあります。

 

これらの「秋」に特有の体調不良を改善してくれる食べ物はれんこん、大根、ニンニク、山芋、生姜、梨など「秋」が旬の食材です。そう考えると人間はやはり自然の一部であり、自然に沿った生活をすることで自然治癒力が高まるのも理解できるのではないでしょうか。

これらの食養生では改善が難しく、こじらせてしまった場合は漢方やサプリメントが有効です。そちらに関しては以前のコラムを参照してください。↓

ただし、喘息や風邪をこじらせてしまって呼吸困難を伴うような状態まで悪化した際には西洋薬の力を借りる必要があると思います。

 

喘息の相談が増えてます

 

記事監修

米澤 公器

瀬戸のまち統合治療院
よねざわ生活習慣病・脳クリニック院長

             

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