せとまちコラムSetomachi Column

『不妊』へのアプローチ

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2022.04.26  2022.05.14

当院では不妊も生活習慣病と考え、食事、運動、自律神経のバランスを第一に考えております。まずは、人工的な治療法に頼らず自然な妊娠を目指しましょう!!

 

人工授精や体外受精を受けられる方も、まずは妊娠できる体づくりをすることで妊娠率をアップし、不育症のリスクを減らすことができます。

 

治療の大まかな流れは、まず分子栄養学的血液検査で評価します。ミトコンドリア活性の低下や有害金属蓄積が疑われる場合はオリゴスキャンでミネラル評価をします。

 

不妊の大きな原因は以下の4つになります。

 

  • 冷え、血流不全
  • 活性酸素、有害金属、毒素
  • ミトコンドリア活性低下
  • 亜鉛不足

 

冷えや血流不全には漢方、鍼灸治療、温熱療法、プラセンタなどで対応します。子宮内膜が厚くならず着床できない方では、プラセンタの細胞分裂を促す作用で、子宮内膜の厚みを高める効果が期待できます。プラセンタの末梢血流を促す作用は、冷えがある方におすすめです。女性ホルモン(エストロゲン)の欠乏などホルモン分泌障害による卵巣機能低下にも有効です。習慣的な運動も重要です。

 

活性酸素、有害金属、毒素(農薬、添加物など)に対して、当院では点滴および内服のサプリでデトックス治療をおこないます。ですが、からだに悪いものを入れないことが最も大事です。また、デトックスできるからだづくりも重要です。

 

ミトコンドリア活性の低下に対しては、食事、運動療法を第一に行い。サプリなどでの補給を行う場合もあります。鉄やマグネシウムの不足はミトコンドリア活性低下の原因となりますが、鉄剤サプリメントは活性酸素の原因となり、不妊を助長する可能性があるため、血液検査での評価が重要です。また、マグネシウムは錠剤での吸収は困難なため、当院では原則、液体のサプリメント(マグリッチ)を使用しています。

 

亜鉛はDNAやRNAといった核酸の複製(細胞分裂)に関わる酵素を活性化します。受精卵は着床する前から細胞分裂が活発に起こります。亜鉛が不足してしまうと、受精卵の成長(細胞分裂)がうまくいかず、着床しにくくなることもあります。血液検査やオリゴスキャンで亜鉛不足の評価をしますが、当院で実施した方では半数以上が亜鉛不足となっております。但し、逆に亜鉛サプリを飲みすぎて亜鉛過剰となっている方もいらっしゃいましたので、まずは評価をすることが重要と考えます。

 

その他に、最近では子宮内フローラも不妊の原因として注目されています。当院では『乳酸菌に選ばれた男』中村仁さんプロデュースのH&JINシリーズの乳酸菌サプリを取り扱っております。

 

「不妊」でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

記事監修

米澤 公器

瀬戸のまち統合治療院
よねざわ生活習慣病・脳クリニック院長

             

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