せとまちコラムSetomachi Column
美白点滴を追加しました
点滴療法2022.05.10 2022.05.12

「日焼けをして肌が黒くなるのは紫外線の影響でメラニンが増えるから」ということがよくいわれています。これは実は私たちの皮膚を紫外線により生じる活性酸素から守るための保護作用により起こることなのです。
但し「メラニン」には実は2種類あり、肌が黒くなったり、しみ、ソバカスが増えたりする原因の「黒色メラニン」と白い肌のもと「黄色メラニン」があります。肌が黒くなったり、シミやソバカスのある肌から、黄色メラニンを増やすことで透明感のある白い肌に転換することも可能です。
黄色メラニンを増やすには皮膚細胞を酸化ストレスによる細胞老化から守る「グルタチオン」が一役買います。グルタチオンは肌の細胞を酸化ストレスから守るだけではなく、グルタチオンが増加すると黒色メラニンではなく黄色メラニンが作られることがわかっています。私達の体内でグルタチオンは年齢と共に減少する傾向がありますが、体内のグルタチオンを増やすことは肌の抗老化だけでなくシミやソバカス、肌の美白ということに非常に重要なことなのです。
また、ビタミンCは一度合成された酸化型の黒色メラニンを還元型の淡色メラニンにすることができます。
シミ、ソバカスが気になる方や地黒の方でも高濃度グルタチオン及び高濃度ビタミンCの効果により美白が期待できるメニューが、新たに作成した「美白点滴」となっております。
記事監修
米澤 公器
瀬戸のまち統合治療院
よねざわ生活習慣病・脳クリニック院長
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