点滴療法Intravenous therapy

High-dose vitamin C infusion⾼濃度ビタミンC点滴

からだに優しいがん治療です。ビタミンC50~100gを点滴投与すると、過酸化水素を生成し、正常細胞に影響を与えずにがん細胞の核濃縮・細胞死を誘導するというものです。
高濃度ビタミンCでのがん治療は副作用がほとんどないだけでなく、お肌がきれいになった、身体の調子がよくなったという抗がん作用以外の効果も見られるようになり、健康や美容の目的にも使用されるようになりました。

ビタミンCは抗酸化作用のあるビタミンです。年齢やストレスによる肌の酸化を防ぐことで、シミやくすみの改善を行い、コラーゲン生成作用がありますのでお肌に潤いやハリを出す効果が期待できます。

がん治療の場合は、ビタミンC血中濃度を測定し、350mg /dl以上とすることでより効果的に抗がん効果を発揮できるようにします。それでもなお、腫瘍コントロールが不十分な場合は厳格な糖質制限(ケトン食)を並行して行うことも提案します。
標準治療との併用では、標準治療による副作用の軽減も期待できます。

G6PD欠損症の方は高濃度ビタミンC点滴により溶血を引き起こすことがあるため、25g以上の高濃度にすることができません。そのため、高濃度ビタミンC点滴を希望される方は、G6PD検査をさせて頂きます。日本人のG6PD欠損症の頻度は1%以下と言われております。

副作用

副作用の心配はほとんどありませんが、時に口渇、頭痛、嘔気などを認めることがあります。
まれに点滴針穿刺部位の痛みを感じることがあります。
点滴療法全般にかかるリスクとして、注射痕、内出血等の可能性はあります。
腎機能低下や腹水貯留がある場合は点滴ができないこともあります。

料金表

Myers cocktail dripマイヤーズカクテル点滴
(ビタミン・ミネラル点滴)

人間のからだに必要とされるビタミンやミネラルなどの栄養素を、血管から直接入れることで、様々な症状に対して効果が期待できる治療法です。
点滴にはビタミンB群・ビタミンC・マグネシウム・カルシウムが入っています。サプリメントに比べて点滴療法は直接静脈内に注入するため、体内への行き渡り・吸収が早く、より高い効果を期待できます。

適応症

慢性疲労、気管支喘息、片頭痛、線維筋痛症、風邪予防、こむら返り、生理不順など

副作用

点滴療法全般にかかるリスクとして、注射痕、内出血等の可能性はあります。

料金表

Chelation dripキレーション点滴

キレートとは、ギリシャ語でつかむことを意味します。実際に、キレーション点滴は体内の過剰な金属をつかみとって、体外へ排泄させるデトックス機能があります。主に動脈硬化の改善が期待できます。

保険診療での動脈硬化の治療は、血管の狭窄により症状が出現すると、ステント留置やバイパス手術などを行います。それらの治療後には、症状を繰り返し起こさないように糖尿病や脂質異常症に対する薬物治療を行います。私も、脳外科医時代は、頚部内頸動脈狭窄症や頭蓋内の動脈狭窄症に対して、ステント留置術や、頭皮の血管を頭蓋内の血管に繋ぐバイパス手術を行っておりましたが、その後の再発予防は薬物療法のみでは不十分であることは実感しておりました。

一方、キレーション療法が動脈硬化に効くであろうことは、1950年代にはすでに報告されていました。近年になり、やっとキレーションが動脈硬化に有効であるとするデータが発表されました。TACT Studyでは、動脈硬化性疾患に対するキレーション療法の有用性を評価する臨床試験の結果が報告されたのです。1708人の心筋梗塞を起こしたことがある患者さんを、キレーション療法を行うグループ(キレーション療法群)と、プラセボグループ(対照群)とに分けて、さまざまなデータを比較検討した結果、・総死亡率、心筋梗塞再発、脳卒中、冠血行再建、狭心症による入院は、キレーション療法群のほうが対照群に比べ有意に少なかったのです。特に糖尿病患者では、キレーション療法がより効果的であることもわかりました。

キレーションによる動脈硬化改善の考えられているメカニズムとして有害重金属(鉛や過剰な鉄)の除去、血管壁の弾性改善、血小板凝集抑制、血管壁からカルシウムを除去、フリーラジカルの除去、細胞内微量金属の再分配などがあります。

点滴頻度は週に1回×20回のペース
キレーションは通常、週に1回のペースで20回行います。治療の効果を上げるために、適切な食事、運動も大切です。治療の前後には、血液の検査(LOX-index)やオリゴスキャンを行い、酸化LDLの程度、重金属汚染度等を測定し、キレーションの効果を確認していただくこともできます。

適応症

狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、内頸動脈狭窄症、閉塞性動脈硬化症、糖尿病性血管障害、動脈硬化症

副作用

アメリカ国立健康研究所は、重大な副作用はなく、安全な治療法であるという見解ですが、まれに下記の副作用が起こることがあります。

  • 皮疹
  • 一過性の血圧低下
  • めまい
  • 動悸
  • 肝酵素の上昇
  • Hbの減少
料金表

Glutathione dripグルタチオン点滴

体内で生合成される物質で、加齢とともに減少し、老化の原因とも言われております。細胞内の毒素排出、強力な抗酸化作用により細胞を活性化させる働きがあります。
日本では40年以上前より妊娠中毒、つわり、薬物中毒、慢性肝炎の治療に使用されていました。アメリカではパーキンソン病の機能改善、病状進行遅延を目的として多くの施設で行われています。

適応症

パーキンソン病、慢性疲労、慢性疼痛、化学物質過敏症、動脈硬化、末梢神経障害、抗がん剤副作の軽減、放射線治療の副作用軽減

副作用

グルタチオンの副作用として報告されたものは、食欲不振、悪心・嘔吐、発疹等が主なものですが、頻度は1%以下です。なお、静脈内注射時にアナフィラキシー様症状があらわれたとの報告があります(0.1%未満)。
点滴療法全般にかかるリスクとして、注射痕、内出血等の可能性はあります。

料金表

α-lipoic acid dripαリポ酸点滴

αリポ酸は、ビタミンC、ビタミンEの約400倍の抗酸化作用があり、ミトコンドリアを活性化させます。強力な抗酸化力があるだけでなく、CoQ10・ビタミンA・C・E・グルタチオンなど他の抗酸化物質を再生する特徴があります。また、αリポ酸は水溶性・脂溶性どちらにも働くことができる希少な抗酸化物質です。血液や脳脊髄液そして脳、心臓、膵臓、腎臓、肝臓、骨、関節、体脂肪など、あらゆる臓器や細胞に働きかけ、活性酸素を抑制、新陳代謝を促進し、また有害物質を排出するデトックス効果にも優れています。

がん治療では、高濃度ビタミンC点滴と併用することもあります。高濃度ビタミンC点滴療法後に引き続きαリポ酸点滴をすることでビタミンCの抗腫瘍効果を増強します。
がんの発生に関わる転写因子の活性を阻害、進行の原因となるフリーラジカルを消去、ミトコンドリアを活性化し、また免疫力を高めてがん細胞を死滅させる効果があります。

トレーニング前に点滴することでダイエット効率のアップも期待できます。体脂肪の増加抑制による効果と体質改善でリバウンドしにくい身体を作ります。生活習慣病にも効果的で究極のエイジングケアです。むくみ・冷え性の改善、体内の毒素を排出するデトックス作用もあります。

適応症

デトックス作用、美肌作用、脂肪燃焼作用、抗酸化作用、疲労回復、糖尿病予防、抗がん作用

副作用

点滴療法全般にかかるリスクとして、注射痕、内出血等の可能性はあります。
点滴針穿刺部位の痛みを感じることがあります。
また稀に低血糖症状(冷汗、寒さ、震え、動悸など)の出現がみられることがあります。糖尿病薬を内服中の方は、医師にご相談ください。

料金表

Placenta injectionプラセンタ注射

プラセンタ注射

「プラセンタ」とは、胎盤のことをいいます。  胎盤は、子宮の中の赤ちゃんのへその緒とつながっていて、栄養を送ったり、酸素を送ったりします。
人間以外の多くの哺乳類(犬、猫、牛、馬など)は、産後に母親がこの胎盤を食べます。この行為は、出産によって消耗した体力を、速やかに回復するのに役立つことを本能的に知っているためともいわれています。人間でも、古代ギリシャのヒポクラテスの時代から民間薬として使われてきたとされています。

適応症

プラセンタは、主に更年期障害、慢性疲労、自律神経の乱れ、イライラする、冷え性、肝機能障害、肌荒れ、口が乾く、アレルギー、生理不順など様々な症状に効果があります。
女性のみならず、男性にとってもアンチエイジングの作用を発揮します。そのため多くの男性更年期の方にもご愛顧いただいております。AGA薬の効果を高めたい方、過労ストレス、肩こり、眼精疲労、二日酔いなどの際にお役立てください。

副作用

プラセンタは、比較的副作用が少ない製剤でありますが、下記のような点が確認されております。

  • 注射部位の疼痛、硬結、過敏症(発疹・発熱・掻痒感など)
  • 頭痛
  • 肝機能障害

認可されてから現在まで、重篤な副作用(感染症、ショックなど)は報告されておりません。

料金表

Diet dripダイエット点滴
(Lカルニチン、αリポ酸を配合)

ダイエット点滴

人間の身体は加齢に伴って、代謝機能が落ち、十分に栄養を摂取することができなくなります。そうなると起こるのが、予期せぬ体重増加や肌トラブルです。運動や美容を頑張っているのに、なかなか成果に結びつかない……。それは、身体の内側に問題があるのかもしれません。そこで当院が導入しているのが「ダイエット点滴」です。

「L-カルニチン」と「α-リポ酸」

脂肪燃焼促進の秘密は「L-カルニチン」と「α-リポ酸」です。
L-カルニチンは「脂肪」を燃やすのではなく、細胞の中に存在する「ミトコンドリア(脂肪の焼却炉)」 に脂肪を運ぶ役割の栄養素です。そして、α-リポ酸は、摂取した脂肪を燃焼しやすくし、痩せやすい体作りにする効果があります。また血中のブドウ糖の排出をスムーズに行わせてエネルギー変換効率を上げ、リバウンドし難い体に体質改善しながら、効果的にダイエットが出来ます。

「L-カルニチン」の体内での合成は20代をピークにその後は徐々に減少し、50代では約半分になります。 Lカルニチンが不足すると、脂肪の受け渡しが停滞し、ミトコンドリア(脂肪の焼却炉)で消費することが出来なくなり、脂肪燃焼が困難になります。 Lカルニチン不足は、年齢を重ねると共に体脂肪がつきやすく減りにくくなる原因の一つです。

「L-カルニチン」と「α-リポ酸」を配合した点滴は、内服よりも吸収率が高く、加齢に伴って減少した成分を効率よく取り入れることができます。高い抗酸化力で体質自体を改善していくため、体重減量し、肥満対策となります。さらには、しみやくすみの改善、疲労回復、生活習慣病の予防などメリットがたくさんあります。点滴後にパーソナルトレーニングなどでの運動を併用すればより効果的です。

副作用

点滴療法全般にかかるリスクとして、注射痕、内出血等の可能性はあります。
点滴針穿刺部位の痛みを感じることがあります。
また稀に低血糖症状(冷汗、寒さ、震え、動悸など)の出現がみられることがあります。糖尿病薬を内服中の方は、医師にご相談ください。

料金表

Whitening injection美白注射

美白注射は美容・美白に良いとされるビタミンC、ビタミンB群、グルタチオン、トラネキサム酸を配合しています。強力な抗酸化作用で強く日焼けをした後や、ストレス・疲労などでダメージを受けたお肌の回復を促進し、メラニンの生成を抑える効果もあります。
また、抗酸化作用は免疫力の向上や疲労回復にも効果が期待できます。直接、血管内に薬剤を投与することで、より効率的に効力を発揮することができます。

注射にかかる所要時間は5〜10分程度ですので、お忙しい時間の合間に行って頂くことも可能です。注射は苦手という方の場合は、点滴での対応も可能です。
週に1回程度のペースで行って頂くことで、

こんな方にお勧め
肌のくすみが気になる、肝斑が気になる、美白になりたい、湿疹が気になる、疲れがとれない、免疫力をアップしたい、老化を防ぎたい。

副作用

注射痕、内出血等の可能性はあります。ごく稀に薬剤に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。

料金表

Setomachi special drip瀬戸まちスペシャル点滴

「今ある症状や悩みを早く治したいが、どの点滴をしたらよいかわからない」といった際にお勧めなのが瀬戸まちスペシャル点滴。高濃度ビタミンC、マイヤーズカクテル、グルタチオンを合わせた内容となっております。

高濃度ビタミンC、グルタチオンにより強力な抗酸化作用とデトックス効果が期待できます。さらに、現代の生活で不足しがちなマグネシウムやビタミンB群を含むことで、より多彩な症状に対して効果が期待できます。
適応症に対する効果のほか、美容効果、アンチエイジング効果も期待できます。

頻回に受診することが難しい方や、今ある症状を速やかに改善したい方などにお勧めです。

適応症

慢性疼痛、神経痛、片頭痛、腰痛、ぎっくり腰、五十型、線維筋痛症、慢性疲労、気管支喘息、咳喘息、PMS、湿疹、しみ・シワ・くすみ、など

副作用

点滴療法全般にかかるリスクとして、注射痕、内出血等の可能性はあります。ごく稀に薬剤に対するアレルギー反応が起こる可能性があります。

料金表

FAQよくある質問

当院について

Q予約は必要ですか?
当院では、お客様のお悩みや体調と向き合うために、完全予約制とさせていただいております。お急ぎの場合は、お電話にて承ります。
Q駐車場はありますか?

クリニック南側にある「パズルハウス第2駐車場」をご利用ください。
当院をご利用のお客様には、1時間分の無料券をお渡しいたします。

パズルハウス第2駐車場までの地図

診察について

Q自費診療の場合、診察時間はどれくらいかかりますか?
初回は問診、診療に1時間程度、そのあとに点滴等を行う場合はさらに1時間ほど見込まれます。
Qどんな服装で行けばいいですか?
基本的にどんな格好でも構いませが、患部を出しやすく、締め付けの少ない格好をおすすめいたします。